2024/12/15
こんにちは!
今日は口輪筋のお話です。
歳をとると口角が下がってきます。これは加齢によって唇の周りの筋肉「口輪筋」の力が低下するためです。
口輪筋の筋力低下は、肥満、脳血管障害の後遺症などによっても起こりますが、その他に赤ちゃんの際の授乳方法の影響や筋肉の未発達なども原因です。
この口輪筋の力が、口だけでなく全身の健康にも影響を与えていることが分かってきました。
輪筋の力が低下すると唇をしっかり閉じていることが難しくなり、様々な悪影響が起こってきます。
①お口の健康の悪化
唾液が蒸発して口の中が乾燥します。歯石が溜まって歯周病も悪化し、口臭も強くなります。
②のどの炎症や全身的な病気に
唾液の減少で殺菌作用が低下し、のどの粘膜が炎症を起こします。時には炎症が全身へと広がり、大きな病気になることもあります。
③イビキと無呼吸
睡眠中に口が開いてしまい、舌根が気道をふさいでイビキや無呼吸を起こします。
また、顔にはたくさんの筋肉(表情筋)があり、口輪筋とつながっています。
唇を閉じるトレーニングで口輪筋を強化すれば、表情筋も鍛えられて若々しい表情になります。
口輪筋を鍛えてはつらつとした表情を目指しましょう!